ぎりぎり間に合って、19時30分ジャストにテレビの前へ。
見終えてつくづく思ったのは、こういう番組にKinKiさんが起用されたのは本当に素晴らしいことだったなということ。
そして、KinKiさんを始めとして、きちんと歌で伝えられる方々のご出演で、どの方もこの番組によく合ってらしたなということです。
私自身はKinKiさんファンでなければ、この番組は見逃してたかもしれない。きっとそういうモーニング娘。のファンの方もいるでしょう。それとも、単純に、秦さんやMISIAさんや槇原さん達の歌声を聴きたくてチャンネルを合わせた方もいらっしゃるかもしれない。
そういう方々に、自分も含め、考える切っ掛けをくれる番組でした。
きっとね、辛い苦しいことだけ伝える番組だったら、私みたいな人は避けてしまうと思うのね。そこを、まず入り口に立たせてくれるのが歌だったりエンターテイメントの力だったりするのだよね。ドラマや映画もそうだし。
さだまさしさんも素晴らしかったね。
歌にして作っておくことによって、いずれ消えていく体験者の生の声を、歌という形で半永久的に残せる。
歌という間口の広い伝達方法で、伝えるべきこと伝えたいことのハードルを下げて広く伝えていける。
最後にKinKiさんが歌った「Family~ひとつになること~」も、元々素晴らしい歌だなと思っていましたが、今回のような番組で歌うことによって、より一層強く伝わってくる、素晴らしい歌でした。
そして、自作曲としてこういう歌を元々持っていることは、KinKiさんの強みのようなものだなと、改めて思いました。
私たちは戦争を身近なリアルとしては知らない世代で、でもだからこそ、戦争は嫌だ、戦争はやりたくないということを、折に触れ後世に伝えていかなければならないなぁと。
国の政治とか、パワーバランスとか、正直難しすぎて、どうすれば戦争のない世界に出来るのか、どれが正解なのかとか、分からない。だけど、一度戦争が起きれば、どれだけ凄惨で忌まわしいものか、全力で避けるように力を尽くすべきものなのかを伝えていくことは、間違いなく戦争を避けるためにできることだと思うから。