5日目は長距離移動がメインです。憧れのグラナダへ。
散々、工業地帯ホテルだ、と言ったホテルですが、朝起きてフラフラ見学していたら、プールも付いておりました。気づかなかった。
バレンシアからグラナダへは、日程表によると495kmで約7時間30分の移動時間予定となっています。長いね！でも、そろそろ旅の疲れも出始める頃だし、バスで寝ることもできるし、っていうか、私は車窓が楽しくてずっと写真撮ったりしてて寝てなかったんだけど（笑）、わりと飽きることはありませんでした。途中で何回かトイレ休憩がてらにドライブインのお店に寄るので、それも物珍しくて楽しい。ドライブインでの昼食です。こちらのサラダは、何店か行ってどこも同様だったのだけど、いわゆるドレッシングは付いてません。塩と胡椒と酢が用意されていて、それぞれをサラダの上からかけて皿上でドレッシングの味付けにします。（確かにベーシックなドレッシングって、その3つの材料からできてるけども！）
でも、これ、シンプルに美味しいのよね…。いろんな種類のドレッシングってそれぞれに美味しさあるけど、この塩と胡椒と酢を混ぜただけのシンプルなのって、王道の美味しさがあると改めて思った次第です。
ホテルに付いた後に近所のスーパーまで歩いた時、あー、なんか、ヨーロッパの乾燥している地帯での植生っぽさ溢れてるなぁと思って撮った路傍の写真。
さて、グラナダといえばフラメンコの本拠地。ツアーには夜のフラメンコショーとディナーが付いています。
舞台を見ながら食べるのかと思いきや、まずはショーのみ鑑賞します。飲み物も一杯付いているので好きなものをオーダーできて、またアルコール弱いのについついサングリア（果汁入り赤ワイン）を頼んでしまいます。近頃はアルコールが入ると心拍数がおかしなことになって体調不良になるので避けるべきなんだけどね…。（寄る年波…。）ショーは、狭い長細い部屋に通されて、両脇に座り、通路上になった真ん中でダンサーさんたちが踊るかなり近いものでした。ダンサーさんが裾捌きをしたときに、長いドレスが客席に当たるくらいの。（笑）
男性も踊ります。前回スペインに訪れた際に、バルセロナで初めて本場のフラメンコを見て感動し、その思い出を元に後から日本でフラメンコ習いだしたこともあったのですが、バルセロナのような都会で見られるのは、やはり技術的に匠みというか、芸術性が高いように思います。
グラナダのはもっと皆で楽しむ“ショー”という趣き。ジプシーの人たちは、普段からお祝いごとがあるとこんなふうに踊ったりするのかなという雰囲気を楽しめます。
ショーが終わると入れ替わりで次のお客さんが入るので、我々は隣の食事用の部屋へ移ります。デザートまで付いている、なかなかしっかりした食事でした。
この写真は、生クリームの絞り方の最後のざっくばらんさが、こちらっぽいなぁと思って記念にアップ。ｗ
夕食が済むと、外はすっかり夜です。アルハンブラ宮殿が一望できる高台にガイドさんが連れて行ってくれます。見晴らしの良い名所らしく、観光客で大賑わいでした。月明かりにライトアップされたアルハンブラ宮殿が映えて、とても風情があります。一時間くらいここでぼんやり座っていたかった。
宮殿の下方も街のライトが美しい夜景を作り出しています。明日はいよいよ宮殿内部の見学です。楽しみしつつ、ホテルへ戻って就寝。
