昨日、L albumが届きました。
ざっと二周くらい聴いての感想をば。
聴きこむ前に他の人の意見を見ちゃいたくないよ、という方も多数いらっしゃるでしょうということで、追記に〜。
聴いてて思いついた言葉は、
「珠玉のJ-pop」と
「ふつーにいいじゃん!」
でした。(笑)
いやね、私の好きで推したいKinKiさん曲って、何度も言ってるように、『LOVE SICK』とか『Bonnie Butterfly』とか『Misty』とか『since1997』とか、その辺りの曲なのですよね。そういう曲達がギュッと詰め込まれていたら「絶品!!!」と叫んでいたのだと思います。
なので、発売前にラジオとかでちょい聴きしたときには、今回のアルバム、初聴きで魂持ってかれるような感じではないのかな〜と思っていたのですが、でもね、なんて言うの?普通に良いのよ。
もうちょっと説明すると、自分が特にKinKiファンでなくて、レンタルとかで何気なくドライブしながら聴いてたとしたら、「へぇ〜、結構いいじゃん、クオリティ高いね」とか言ってたと思うのですよ。そういう感じ。分かりにくい例えでしょうか。
そして、歌声について語らせていただきますと、30代半ばのこの歳になっても、歌わせれば声に十代のような青さを感じさせる、無条件にキュンとくる色を載せられるのが素晴らしい。
例えば、日本語分からずに聴いてる人でも、キュンとくる人いると思うよね。
よく言われるマイナー調な歌声というのも、やはり魅力で、例えば例えば「本当の愛は〜、消えないから〜♪」ってあっけらかんと歌われたら、「…脳天気だなw」となりそうなところも、あの情感が付随する歌声だからこそ、聴いてる方は、無意識のうちに「絶対100%なんてことはない世の中でも、本当の愛は消えないって信じたいんだよ」みたいな文脈を自然と汲みとってしまうというか。そういう魅力があるよね。
それから色っぽい歌詞の歌を歌う時の、“清純派タラシ”ぶりね!あの歌声ね!
あと、『i love you』の出だし、なんかCMとかで使われそうなイメージの曲〜と思いながら聴いていたのですが、そうか、これほんのちょっとUCカードのCMに使われてた『二つの引力』を思い出したんでした。
この曲も好きでね。「あなたが欲しい」の歌詞を入れた方を絶賛させていただきたく。(笑)
この部分ね、ものすごーく情感込めた歌い方も出来ると思うんだけども、そこは敢えて、さらりとした歌声なのが素晴らしいとも思いました。ここでのあなたが欲しいって、肉欲的な意味よりも、むしろ「=(イコール)I love you=あなたが私にとって大事な存在だ」というようなニュアンスを、この歌い方・歌声から感じました。